秋季講習会後半は、鈴木 澪氏の作品をご紹介していきます。
まずは昨年連合会会長賞を受賞した作品、「ミルチア」。
まずはビスキュイカカオの仕込みからスタート。
続いてセンターパーツ。
コーヒーのブリュレとオレンジのクリーム、ビスキュイとプラリネムースの4層になっています。
エスプレッソを加えた香りの良いブリュレは湯せん焼きしたなめらかな食感。
このコーヒーは色々試し尽くした結果というこだわりだそう。
オレンジのクリームもフレッシュ感のある仕上がりになるように、炊きあがりに擦りたてのゼストを加えています。
プラリネのムースはヘーゼルナッツとチョコレート。
周りのムースはムースショコラ。
パータボンブで軽さを出した口どけの良いムースです。
グラサージュで仕上げ、マジパンで培ったスキルを活かした
細かなデコレーション。
カプチーノカップは時間をかけ何度も練習したそうです。
一体感がありつつ個々のフレーバーを感じられる
とても美味しいガトーでした。
続いて2品目の焼菓子。
「アナナスケイク」、パイナップルのケーキです。
パイナップルのコンフィを5日かけて少しづつ糖度を上げ、手間のかかる丁寧な仕事をされています。
アナナスケイクは現在店舗でも販売されているお菓子だそうです!
今回の講習会は過去の受賞者が講師を勤めるという初めての試みでしたが、
若手のパティシエの参加が多くみられ、コンテスト出品に対する意識の高さを感じ良い刺激になったのでないかと思います。
次回は2025年春の開催となります。
詳細はHPやInstagram、公式LINEなどでお知らせいたします。